今日、荷造りしててふと感じた。
あぁ、もう家を離れるのかと。

今まで全く想像もしなかった。実感が湧かなかった。今の今まで。
こうして考えると、〝此処〟が僕の最後の砦だったのかな?
たとえ、友達が転校しても、誰かを亡くしたとしても〝此処〟があったから取り乱さなかったし、他人事のように思えた。
学校で嫌なことがあったり、大変な目にあっても〝此処〟に帰ってこれたら自分を失くさずに済んだ、仮面を外せた。


『なら、〝此処〟を離れたら僕はどうなるのだろう?』


僕がこれから行くところは学校の寮。しかも、学校の敷地内にある。
僕は昔から合宿が大嫌いだ。友達と何日も一緒に暮らさなきゃいけないからだ。それがたとえ、親しい友達でも。
僕は自分をさらけ出すのが嫌なのだ、何よりも。
合宿には期限がある、短い期限だ。だから、その間は懸命に仮面をかぶり続けた。
しかし、寮の期限は2年間だ。長い、今の僕からしたら途方もなく長い。
いつか、僕の仮面が僕自身ごと砕けて散っていきそうな気がする。そんな不安が僕を襲う。
でも、寮は寮でいいとこもある。それは規則!
規則があれば、大学生のだらける部分、誘惑から僕を守ってくれる!!

だとしても・・・。

でも、僕が言っている〝此処〟は何も一人になれる場所、仮面が外せる場所という意味だけではない。
それは、具体的に言えば友達だったり、この目の前に広がる風景だったり・・・。
思い出ってやつかな?

なんか変なの。思い出、記憶なんてどこに行っても覚えていれば大丈夫なのに、〝此処〟を離れるともうそのすべてと
一生会えないような、そんな気がして。

僕は前からわかってたのかな?こんな気持ちになることを。
だから、〝此処〟を離れないように進路を地元にしてたのかな?
でも駄目だった。結局離れることになっちゃった。


僕は〝人の思い〟を糧として生きてきた。いやっ、生きている。そうありたいと思ってる!!
だから、思い出を大事にしている。励ましや応援から得た気持ちを大事にするために。
でも、根がネガティブだからかな?すぐに励ましや応援してもらったことを忘れて不安になる。
これって、わがままかな?もっと、励ましてくれ!って思ってるってことなのかな?


欲、それは人の心から湧き出た願いだ。

なんて感じなことをハガレンのなかで言ってたね。
僕も場合はどうなのかなぁ。



コメント

根無し草
2009年4月2日0:46

みんな辞めていくんだね・・・。
変わっていくのが恐い。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索